私の個人活動、MySQL RP (Restore Performance) で、1つベンチマーク結果を十分改善しました。区切りが良いので簡単に報告だけ。
ベンチマークは、DimitriKさん ( http://dimitrik.free.fr/blog/ ) がメンテして公開している sysbench バイナリ & スクリプト BMK-kit ( http://dimitrik.free.fr/blog/posts/mysql-perf-bmk-kit.html ) でいうところの、sb11-OLTP_RO_10M_8tab-uniform-s_ranges1-Rsize100-SecIDX-notrx-socket.sh 相当で、
セカンダリ索引の100行スキャンで、索引カラム以外のデータを返すクエリ
で、内部的に主キー検索が100回起こる、純粋主キー検索に近い性能が出る処理です。特殊なクエリですが、実は基本的な処理のベンチマークになってるみたいです。(クライアント通信1回で100回主キー検索が発生するので) Adaptive Hash Index も結構効きます。
マシンは、Xeon(R) CPU E5-2699 v4 (22cores;44threads) の 2NUMA ノード構成 というレトロなのにコアが多い構成で、性能スケールは厳しい構成です。(7,8年前の超最高スペックサーバーが個人でもPC相当の価格で購入可能になりましたね) 厳しいので、ここでスケールすれば、何処に持っていってもスケール問題は出ないはず。
で、現状こんな結果です。 (X軸がスレッド数、Y軸がTPSです)
(AHI=off)
(AHI=on)
他に特別遅くなってるベンチマークがあれば見ていきます。でも参照系処理のスケールはこれでかなり直ってると思います。
より詳しい説明や、解析・修正の経緯は応援サイト
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このような感じでこれからも続けていきますので宜しくおねがいします。
ブログでは、このように大きな案件の簡単な結果のみにします。
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